2012年3月18日日曜日

千葉チャプターオフィシャルツーリング “バイクの町「小鹿野」とわらじかつ丼”

前日の夜まで雨が降っていました。
どうなることかと思っていましたが、「気温が上がってポカポカ陽気になるでしょう」という
天気予報を信じて出発したのに・・・。

バイクに乗る人なら一度は聞いたことはあるであろう、小鹿野(おがの)町が今日の目的地です。

小鹿野町は秩父市に隣接しており、国道299号線が町を横切る形で走っています。
ちょうど埼玉県の北西部、北は群馬県と接しているこの町は鉄道の駅がありません。
最寄駅はバスを利用しての西武秩父駅でしょうか。

この町の産業は農業と林業と一部の観光らしいのですが、今一つピンと来ません。
ただ、この299号線という国道はバイク乗り達の間で人気が高く、
さしたる観光資源のないこの町で、何か町を盛り上げる策はないものかと知恵を絞ったところ、
国道を通過してしまうだけのバイクを寄り道させて町興しをしようということになったようです。
オートバイと小鹿野町の“Ogano”をデザインした上の写真の看板が至る所で見られます。

町の入浴施設に“バイクミュージアム”も造り、バイク専用の屋根付の駐輪場を造ったり、
まさに町全体が“バイク ウェルカム”と行きたいところだったと思うのですが、
どっこい、そううまくはいかなかったようです。

バイクに乗る人達は、自分のバイクや服装には金を掛けるもののそれ以外の物にはあまり興味がありません。
博物館的な物があっても一度見ればそれでいいものだし、食事にしたっていわゆる“B級グルメ”で充分。

そしてまた悪い事に、こういう事を始めると当事者が歓迎したくない人達も集まるものなんですね。
バイク乗り達がすべてマナーの悪い人達ばかりではないのですが、中にはテキトーな奴らがいることもまた事実なのです。
そんなテキトーなバカ者がいたがために、“バイクウェルカムはいかがなものか”といった感情も
町民に芽生えてしまったようで、ライダーを怪訝な冷ややかな目で見るようになってしまったようです。

そんな中をこの町に行く事にはいささか迷いもありましたが、一応チャプターの行事でもあったので
行く事にしましたが、気乗りもしないし天気もあまり良くないし、で印象はあまり良くはなく、
行かなくても良かったな、が正直な気持ちでした。
“行かなきゃ良かった”、そんなツーリングは今まであまりないことでした。

そして、ここの名物と言われる“わらじかつ丼”です。

大きなカツが2枚あるのでわらじ1足分ということで、“わらじかつ丼”。
ブラックペッパーで下味を付けてあり、衣に味が付いていて肉も柔らかく、これはこれで美味しい。
でもね、話のタネに一度食べればいいのかなぁ、って感じです。
確かに美味しいんですよ。このわらじかつ丼を否定するつもりは全くありません。
どうしたもんかなぁ。美味しかったからまた食べに行きたいと思わないんですよねぇ。
ん~、キビシイなぁ、何だかなぁ、何とも言えない寂しい悲しい想いがありました。

小鹿野町には頑張って欲しいし、決して廃れないで欲しいと思います。
バイクによる町興しも目の付け所は良かったものの、もう少し何とかならないものかなぁ。
このままではリピーターは作れないだろうな、と思ってしまいます。
では、お前、何かアイディアがあるのか?と聞かれると、悲しいかな、それがないのです。
どうしたもんだろう・・・。

2012年3月11日日曜日

Land Cruiser 80 (ハチマル)

久し振りです。

寒かったり天気が悪かったりで、あまり外には出ませんでした。
今日も天気はまぁまぁだったのですが、夕方雨に遭いました。
晴天が長続きしないのは春の天気の特徴でもあり、
この繰り返しで本格的に春を迎えるんだと思うと、ちょっとぐらいは我慢しなければなりませんね。
ま、いいか。

たまに乗る時に気を付けなければならないのは先日のバッテリー上がりなんですが、
雨の後にはウッカリするとカビが生えているんです。
この色の濃い部分はしっとりと濡れているので、風を当てて乾かしてやればいいのですが、
問題は内側。ほら、カビてるでしょ?
これにも走りながら少し風を入れてやると、やがて乾いて来ます。

あ、前置きが長くなりました。
バッグのカビの話なんかどうでもいいんですけどね。

さて、バイクに乗るようになってからというもの、四輪にはトンと興味がなくなってしまいました。
家にはもちろん乗用車はあり、新車で買ってから今年で10年目、もうすぐ10万キロになります。
特に大きな故障もないので、普段何の問題もなく移動の手段、運搬の手段として乗っていられます。
なので大きな不満もありません。

しかし、しかし、しかしですよ、最近また、車って何ぞや、と考え出してしまったんですね。

ここのところの車って、省資源の低燃費でなくては売れなくなって来ていますが、
どうもねぇ、世の中全部が低燃費の車ってのもどうかと思うんですよ。
日本中の全ての乗用車がハイブリッドと電気自動車になってしまったら・・・、あぁ、何て気持ち悪い。
これらの車はすべてが理詰めで、反論しようにもそんな事ができる余地がないように造られているんですね。
だから、どうしてもつまらない。
でも、毎日通勤や仕事で使う人たちには、とても重要な事で、それを頭から否定するつもりはありません。

でも、休日、あまり理屈っぽい車には乗りたくないですよね?
そうなると、そういう時の車って、何を基準に選ぶのか、って話になりますが、
やはり“トキメキ”を感じるか感じないか、ではないかと思うんです。
車と異性とはどっか似たところがあります。
トキメキを感じない相手とは決して長続きしません。
車もまさに同じで、スタイルが抜群だとか燃費がいいなどと、
どんなに評判が良くても自分の感性に合わない車は絶対にすぐ飽きてしまうものなんですね。
そして大事なのが、その車に乗って楽しんでいる自分が想像できるかどうかってことです。

ボクがそのトキメキを感じる車、それがかつてバブルの頃に飛ぶように売れたこのランクル(ランドクルーザー)80(ハチマル)なんです。
今話題のハイブリッド・電気自動車などとは対極にある車で、
燃費は悪いゎ、小回りは利かないゎ、で、一見何もいいことがないように思えてしまいますが、
とてつもない安心感を与えてくれるんです。

実は以前、持っていたことがあります。

雪が降ろうが大雨が降ろうが嵐が来ようが、全天候型の車とはまさにこれで、
どこにでも何の心配もなく走って行けるのでした。
最近になってその頃の記憶が何となく甦って来て、また乗ってみたくなったんです。
今まで車で行くことのなかった冬の雪国へのドライブだって億劫ではなくなり、
冬の行動範囲が拡がってまたひとつ楽しみが増えます。
雪道を楽しく走る自分を容易に想像できてしまうんですね。
やっぱり、この車にだけはトキメキを感じずにはいられません。もう18年も前の車なのに・・・。

最近のバイク用ドライブレコーダーは凄い!

たいぶ前からバイク用のドライブレコーダーがショップに並んでいて、 もしかしたら、これは車より必要なものじゃないか? いつかは取り付けようと考えていました。   「いつか」、というのは、まだまだ納得できる商品が出ていなかったからですが、 ある日たまたまショーケ...