今を遡ること約30年前、
アメリカ本土からの帰りに立ち寄ったホノルルで最初のその時計を買いました。
身体がさほど大きくないボクは手首もそれほど太くないので、
いざはめてみるとメンズサイズは大きくてちょっとオーバーサイズでした。
そして買ったのは、“ボーイズサイズ”(今もあるのでしょうか?)。
そう、レディスサイズより一回り大きくてメンズサイズより一回り小さいやつです。
結構お気に入りでどこに行くのにも身に着けていました。
いつものようにその時計をして海に出掛けた夏のある日の事です。
ディンギー(二人乗りの小型ヨット)で沖に出て暫く走って港に戻ろうとしたところ、
突風に煽られて“沈(ちん)”してしまいました。
船底が上を向いてしまう“完沈(かんちん:完全なちん)です。
やっとの思いで船に這い上がった時にふと腕を見ると時計がありません。
海に落としたのでした。
なぜ?なぜ?と考えても後の祭り、時計は今も相模湾の海底に眠っています。
さて、その後もずっと諦め切れずにさらに数年後、香港に旅行した際に新しいのを買いました。
それがこのTAG HEUERです。
以来、20年に亘って使って来ました。大のお気に入りです。
当然ですが、途中何度もバッテリーの交換をして来ました。
それが3年程前に突然動かなくなったので、バッテリーが切れたかな?と思い、
ある百貨店の時計売り場を通してメーカーに出すことになりました。
すると、バッテリーだけでなく、他にも何点かの部品を交換しなければならないことがわかり、
見積もられた金額は何と!五万数千円!
え~っ!
そこそこの時計が2つ買えるじゃん。
と、その時は仕方なかったので、“そこそこの時計”をひとつ買って現在も使っています。
しかし、そうなると問題はこの止まったままのホイヤーをどうするか?ということになります。
果たしてこのまま放置したままでいいのか?
いいはずがありません。当たり前です。
そこで今日、
まさに清水の舞台から飛び降りる、スカイツリーの展望台から真下を見下す覚悟で修理を依頼しました。
同じ修理をするのでも、直営のサービスステーション的な所と、
一般の“何でもできますよ”的な店では修理金額も品質も違います。
迷った結果、直営店に任せることにしました。
修理を始めとするメンテナンスの履歴も管理してくれるだろうと思い、
職場から一番近い表参道の店にお願いしました。
“20年も使って下さってありがとうございます”、というお店のお姉さんの言葉にはググッと来ました。
これこれ、これが直営店のクオリティなんですよ。
これだけでも直営店にお願いする価値があるというものです。
ところで、最近表参道に来る機会がちょっと増えました。
以前は表参道なんか見向きもしなかったのにねぇ。
先日の“インディアン”は、ハーレーと同じくらい古いアメリカのバイクメーカーですが、
その“インディアンブランド”のウェア類を扱っている店です。
ただ、ライセンス生産しているメーカーが多いため、
あっちの店にあるものがこの店にない、なんて事もあるようで、早めの一本化を望むところです。
“インディアン屋さん”と“タグ・ホイ屋さん”と、表参道の楽しみが少しずつ増えて来ました。
うちは東京駅のそばの会社で「壊れても無い時計の定期OH」を2本お願いして
返信削除「成層圏からのバンジージャンプ」を経験しました。
しかし、車も時計も「正規デーラー」の作業が一番安心出来ますね!
インディアンは車体自体あちこちに製造権利が譲渡され、
少数制作されては倒産というのがお約束ですが今はどうなってるんでしょ?
バブルの頃、商標で裁判沙汰になった「インディアンモーターサイクル事件」
なんてのもありましたね(; ^ω^)
現在インディアンは細々とですが新車も出しているようですよ。
削除でも、買った後のメンテナンスを考えると、
代理店が少ないだけに大変なことになりそうですね。
インディアンブランドは、ウェアやその他の小物類で
ちょっと好みのものがあります。
ハーレーのウェアはちょっとね・・、AVIREXもいかがなものか?
と迷った時のインディアンです(^ ^)