今回は、昨年行けなかった所や新たに行ってみたい所をピックアップしましたが、
事前に調べた中で「意宇(おう)六社」という言葉が目に入り、
予定を変更してこの六社を訪ねてみました。
ところで、この「意宇六社」とは、旧出雲國意宇郡(現在の松江市)にある、
熊野大社・眞名井(まない)神社・揖夜(いや)神社・六所(ろくしょ)神社・八重垣神社・神魂(かもす)神社を指します。
江戸時代以前から「六社さん」とか「六社まいり」と呼ばれ、出雲大社とも関係が深かったので、
かなりの信仰を集めていたそうです。
昨年、熊野大社にはお詣りしていたので、今回は“五社”を優先的に訪ねましたが、
夕方になって結構時間が空いてしまったので、結果的には熊野大社にも行けた時間はあったようです。
ちょっと残念なことをしてしまいました。
さて、それでは行ってみましょう。
地図で見るとそれぞれの神社があまり離れていないこともわかり、万九千神社から直行します。
それぞれが特徴のある神社でした。
詳しい説明は他にいろいろ出典がありますので、どうかそちらの方を。
順不同ですが、まず最初は神魂(かもす)神社。
手水場の柄杓がとても珍しい。竹の幹と枝をそのままうまく利用しています。初めて見ました。
本殿は室町時代のもので日本最古の大社造り。国宝だそうです。
歴史の勉強が不十分だったせいで、室町時代がどのくらい前なのか瞬時に答えられません。
まぁ、調べればわかることですが、何てこった。
さて、次は六所神社。ここもなかなか古い神社です。
宮司さんのお宅がすぐ隣にあり、無理をお願いして御朱印を頂きました。
ここの宮司さん、松江市の“歴史何とか”やら、教育委員会の何とかやらをお勤めだったそうで、
出雲の歴史のお話は興味深いものでした。
こういった話はなかなか聞けるものではありません。
しかし、今となってはもうどこかに忘れてしまって・・・。
決して“右から左”ではなかったのですが、覚えられるキャパが最近ちょっと足りないせいでしょうか。
次は眞名井神社。
茶臼山という古墳のような小高い山の南にありました。
一番上の写真の中央やや左、つつじが咲いている所が入口です。
ズームするとこんな感じですね。
ここは八重垣神社。
縁結びの神として知る人ぞ知る、という所で、確かに女性の参拝客が多かったですね。
ほらね。
そして、ここの名物は境内奥にある「鏡の池」での占いでしょう。
稲田姫命を祀る天鏡神社の前にあるのが「鏡の池」です。
社務所で半紙を購入してその半紙の上に硬貨(いくらでもいいのですが、1円はさすがに・・・)を置いて、
池に浮かべるというものです。
その流れて行く、沈んで行くその速度で「縁」を占うのだそうです。
そして、半紙が水に濡れるとこんな文字が浮かび上がるという仕掛けです。
占いなんて所詮占いじゃん、と言ってしまうのもいかがなものか、と考えてしまいます。
これ、面白いです。自分ではやってみませんでしたが。
最後は揖夜神社。
黄泉(よみ)の国、すなわち「あの世」への入口とされる神社です。
不思議な雰囲気がありました。
この境内にいた時、地元のお姉さん(ボクよりも、という意味なので結構なおばさんです)に、
“黄泉比良坂(よもつひらさか)にも行ってみて下さい。ぜひ、こことセットで”と云われ、
道順を聞いて行ったのがここでした。
神様方の系図のようなものもありますが、よくわかりません。
一通り回ったところでお昼を食べていないことに気付き、地元のそば屋さんを紹介してもらいました。
出雲そばです。
右奥の器にはそば湯が入っています。
薬味をそばに入れて、そこに直にそばつゆを入れて食べます。
残ったつゆと薬味を次の割子に入れて次のそばを食べます。
これを繰り返して食べていき、最後に余ったつゆをそば湯の中に入れて飲む、そんな順番です。
味は、というと・・・・・、ごくごく普通でした。
飛び切り美味しくもなく、かといって、何だこりゃ、というほどまずくもなく、
普通に食べられる味でした。
ただ、これではちょっと物足りなかったのも正直なところです。
という訳で、今回の出雲の旅は終わりました。
世間では神無月、出雲では神在月の旧暦10月が今年もやって来ます。
面白いです。夜行バスの旅も、出雲の旅も・・・。
最近、神社を見ると「妻入り」が気になってしょうがないのですが
返信削除これからは千木を見るのが楽しみです。
縁結びで有名な神社の女性率はとても高いので大好きです。
某神社は「御百度参り」的に行ってもいいくらいに思ってます。
(ただ、行く時は何故か妻同伴の場合が多く、、、、)
確かに確かに、縁結びの神社には女性が圧倒的に多いって、
削除あれ一体何なんでしょうねぇ?
縁結びをしたい男達だって同じくらいの数だけいるはずなのに。
それはともかく、女性がいるだけで華やかになりますよね。
今度、その「某神社」をご紹介下さいまっせませ。