2015年11月8日日曜日

嗚呼~ Tokyo Motor Show 2015

モーターショウに行って来ました(6日)。
 
今回で44回目となる東京モーターショウ。
 
遡ること24年前、それまでの晴海から幕張メッセに開催地を変更して二回目となる第29回(1991年開催)には、
来場者数が史上最高の200万人を突破したそうです。
 
しかし、以後、経済情勢やら少子高齢化などの影響もあり、
来場者数は増えたり減ったりを繰り返しながら少しずつ減り続け、
最近では70~90万人台で推移しているようですが、今回は昨日(11月7日)現在70数万人。
今日は生憎の雨模様ですが、最終日ということもあり、それなりの来場はあることでしょう。
 
さて、当日は持って行ったカメラが、いざ撮影開始という時にまさかのバッテリー切れとなり、
やむなくスマートフォンで撮影するハメになってしまいました。
そのため画像が手ブレやピンボケ連発となってお見苦しい所ですが、綺麗な画像をご覧になりたい方は、
東京モーターショウの公式HP(http://www.tokyo-motorshow.com)までどうぞ。
 
という訳で、ようやく本題です。
 
前回も感じたことですが、来場者の男性のおそらく2割~3割(いや、本当はもっといるんじゃないか?)は、
実際のところ車なんてどうでも良く、展示車のブス、いや、ブースにいるコンパニオン目当ての輩なんですね。
 
今回もこいつらが邪魔で、真面目に車を見ようとしているボクの視界に遠慮なく入って来て、まぁ、鬱陶しいこと。
わざと聞こえるように“チッ”と舌打ちしても一向に介さない厚かましさには恐れ入りましたよ。
ったく、こいつらときたら・・・、チッ!
 
それでは機嫌を直して、気になった車を見て行きましょう。
 
まずは新型プリウス、やはり人気です。来月には正式に発表・発売されます。
この色はただの黄色ではありません。
世界初という、ボディ表面温度の上昇を抑制する特殊な塗料というか、技術が使われているそうです。
この色そのものがそもそもあまり熱は吸収しないと思うのですが・・・。
 
黒い色にもそういう技術が反映されるといいですね。
何しろ、黒い車のボンネットの上というのは、真夏には目玉焼きが作れる程熱くなるらしいですから・・・。
 
そして、ランクル70。こういう車はいいですよね。
 
 
コンセプトカーの「KIKAI」。車の中身がよくわかります。
 
スバル・インプレッサのコンセプトモデル。
“シュン”としたスタイルと突起物のない滑らかなボディラインが印象的でした。
因みに、このおねぇサンのことはあまり印象に残ってません。
 
 
ミニ。もはやミニではありません。一体どこがミニなんだっ!

ヤンマーからはトラクタ。こういうのが展示されているっていいですね。「働くクルマ」、好きだな。

ちょっと小洒落たお店のデリバリーにはちょうどいい小洒落たトラック。

歩行者にぶつかると、外側の「プニョプニョ」したものが膨らんで衝撃を和らげてくれる優しいクルマです。

このエンジンはぜひ国内用にも載せて欲しいなぁ。
 
 
ヤマハだって四輪ぐらい作れます。そしてこのヤマハが四輪を作るとこうなります。
 
 
 
おや?知らないぞ、見たことないぞ。
「VICTORY」という二輪車メーカー。
 
あれぇ???どことなく某H-D社のFLHXに見えてしまいますねぇ。
そうだ、歳のせいか最近またちょっと眼が悪くなって来たもんな。
 
 
そして、こちらは、国内最大手某H社の「Gold・・・」なんちゃらにも見えて・・・。
 
「・・・。」

次はホンダから2車種。
燃料電池車と次期「NSX」らしきモデル。
 
「やっちゃえ、日産」からはEVモデル。もうちょっと「やっちゃって」欲しかったなぁ。

そして、NV200のタクシー仕様車。トヨタでもこういったタクシー専用のミニバンを売り出す計画はあるようです。

今、元気一杯のマツダからは、ボンネットの中にはあのロータリーエンジンが載っているのではないか?
と噂のスポーツカー。
マツダの車はすっかりこの「レッド」がシンボルカラーになりましたね。

♪はぁ~しれ、走れぇ~、いすずぅ~のトラックぅ~。い~つまでも、どこぉ~まぁ~でもぉ~♪
 
 
ダ・カールラリーの「カミオン」クラスでは、負けなしで頑張る日野のレンジャー。
 
後ろはどうなっているのかの疑問が晴れました。
スペアタイヤや工具類など、ボディの中はこうなっていたんですね。知りませんでした。

今回、市販車ばかりを多く出展していた輸入車の中にあって、一際目を引いたのがメルセデス・ベンツのこの二つ。
 
常日頃より、「ガイシャ大好き」「ガイシャが一番」、とお考えの自動車評論家の皆様方はきっと、
「これは“メルセデス”が未来に向けて示した、とても大きな意味を持つコンセプトモデルである」
みたいなコメントをするところでしょうけど、シロウトのボクには全くわかりません。
 
ミニバン3車種。

ある程度の需要はあるであろうものの、これからもミニバンの時代は続くのか?ちと疑問です。
 
KTC、京都工具からは美しい蒔絵のレンチ。道具ではなく、もはや芸術品・美術品の域です。
油で汚れた手では勿体なくてとても使えませんね。

 さて、今回は、いわゆる自動運転車両と自動運転装置に関する展示が多かったのも印象に残りました。
都市部では既に自動運転に対応した整備が進められているようです。
こういう車(道具)が本当に必要なのは、いわゆる「限界集落」と呼ばれる地域に住むお年寄り達や、
身体が不自由で思うように出掛けることのできない人達ですよね。

“運転は車がやってくれるんだから何もしなくていいぢゃん”、などと、
シートにふんぞり返ってゲームに熱中しているような怠け者どもの道具であってはならないと思います。
 
 考えてみると、車体と運転装置の先走りだけが目立ち、法整備やモラルの部分がまだまだこれからです。
そういうハードとソフトのアンバランスがいつ頃整うのか、また、いつまでに整わせるのか、
数多くの問題が残っているので、便利な車が出来上がって良かったね、と素直に喜べないのが現実です。
 
そうは云うものの、車の運転ができなくなったら・・・。
いずれにしても、歳と共に遅かれ早かれボクにもそういう時が必ずやって来る訳ですから、
いろいろ考えさせられるものがありました。
 
今回のこのモーターショウのテーマとなる言葉は、「きっと、あなたのココロが走り出す」。
 
いやいや、ところがボクのココロは走り出さなかったんだよなぁ・・・。何でだろうね・・・?
 
 
 
 

 
 

 

 

 
 
 
 
 
 
 

 
 


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