2015年11月23日月曜日

都会のローカル線(その3:東武鉄道・大師線)

今日はとても寒い日でしたね。
こんな日は家でゆっくり本でも読んでいればいいものを、
まだ雨が降っていないから、と、またまたフラフラと出歩いて来ました。
 
首都圏(東京圏)に張り巡らされている網の目のような鉄道の中にあって、どうにも気になってしょうがないのが、
本線の駅から一駅二駅出ているいわゆる“支線”と呼ばれている短い路線で、
以前にも「京成・金町線」をここで書いたことがあります。
 
今回は、東武鉄道・伊勢崎線の西新井駅から西にちょこっと伸びた大師線に乗ってみました。

西新井駅の本線側から見たところ。2両編成のワンマン運転の電車です。
 
こんな路線のこんな電車ですが(失礼!)、日中でも何と10分間隔で運転していることに驚きです。
 
大師前の駅には改札口、というより大師前では切符を売っていないので、
同じ会社の路線にもかかわらず、大師線に乗る時には西新井駅で一度改札を通ります。
 
ホームは一面で通常は左側の1番線を使っているようです。
それにしても今日は寒い。人の少ないホームはより寒さを感じますね。
 
大師線は西新井と大師前の間、約1kmを2分程(実際には2分も掛かりませんでした!)で結んでいます。
 
そもそもこの大師線は最初から大師詣でを目的に造られた訳ではなく、
もともとは、西新井から現在の環状七号線に沿う形で西に進み、
東上線の上板橋に繋げようという“西板線”という計画の一部だったそうです。
 
鉄道免許の申請後、関東大震災やら第二次大戦やら、はたまた建設費用の高騰などで計画は余儀なく中止となり、
既に用地買収が済んでいた大師前までの一区間のみで開業ということになったようです。
 
それにしても電車の編成に対してホームが異様に広いです。大師参り対策ですね。
今日はお大師様の縁日でも正月でもないのでこの程度ですが、初詣の時期には一杯になることでしょう。
普段は無人駅なんだそうです。しかも23区内で唯一の・・・。
せっかくなので、西新井大師にお詣りして帰ることにします。初めての西新井大師です。
 
さて、駅を出ると、
まだ開店前なのか、少し寂しい商店街です。
 
こういう商店街を歩いていると、“変な”ものを見付けることがよくあります。
左側が酒屋で右側が居酒屋、という店。

一見さんお断りで常連さんのみ歓迎的な、とてもではありませんが「お気軽に」入れる雰囲気ではありません。
戸をガラッと開けると、店の中にいる人達全員に「誰だ、おめぇは?」と言わんばかりの顔で見られそうです。
怖くて入れません。
夕方になって外にイスとテーブルが出ていて、何人か呑んでいればまぁ行けなくもないですが・・・。
 
こちらはお煎餅とだるまの専門店?
昔ながらのお煎餅の入れ物が何ともいい感じですね。

 さて、参道に入って行きます。

山門手前の両側にある草だんご屋はどうもライバル同士らしく、静かな参道に双方のおばちゃんの声が響き渡ります。
通り掛かると、早速両方の店から草だんごの試食を勧められました。
 
こういう店同士のやり取りに関してボクはとても敏感なので、両方のお店からひとつずつもらって試食をしました。
公平ですね。
味は似たり寄ったり。同じものを作って売っているので、まぁ当たり前と云えば当たり前。
でも、試食しただけで、どちらの店からも何も買いませんでした。これもまた公平ですね。
 
さて、山門をくぐって中に入ります。
寒い中、今日は七五三の参拝客がちらほら見られました。
親御さんも子供さんも寒くて大変ですが、まぁ、行事だから仕方ありませんねぇ。

この辺で小雨がパラパラとやって来たので御朱印を頂いて早々に帰ることにしました。
それにしても、今日は寒い寒い。
 


 
 
 

 
 


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