7~8年振り、いや10年振りくらいとなるみかん狩りに行きました。
先週、11月最後の日曜日の事でした。
みかんが大好きという訳ではないのですが、
まぁ、これもチャプターのひとつの行事ですから。
前日までの雨が嘘のように晴れて・・・、
なぁんて、この日の天気はもともと晴れる予報だったので、驚いたりはしませんでしたけどね。
大黒パーキングエリアを出発して横浜横須賀道路の逗子で降り、逗葉新道から海岸線を走って行きます。
ボクは、海沿いのこの134号線を通るということはあまりありません。
だからなのか尚更通るたびに、
同じ太平洋なのに、茨城や千葉の海となぜこうも違うのか?、と思ってしまいます。
それはたぶん、この江の島がそうであるように、
この江ノ電が関係していたり・・・。
また、古くはワイルドワンズや加山雄三、同年代のサザンオールスターズが創り出す独特の世界観によって、
このエリアが「湘南海岸」という一種のステイタスになっているという、
その雰囲気が醸し出す何とも云えない明るさとプライドなんでしょうねぇ。
およそ演歌とは無縁のキラキラした海が広がります。
犬を連れて砂浜を歩く人、サーフボードを抱えて自転車で信号待ちをしている地元の若者などなど、
道行くみ~んなが、この「湘南海岸」にいることがプライド、という顔をしています。
余所者のひがみかもしれませんがね・・・。
そんな事を考えつつ、その雰囲気を肌で感じながら海岸線を走り、
雲がやや多めながらも、車の少ない西湘バイパスを飛ばして行くと、
程なくして目的のみかん園に着きました。
南東から南にかけての海の見える斜面一杯にみかんが実っています。
実はこのみかん園、電話だけで話を決めて下見はしていませんでした。
下見に行く事は行ったのですが、
それは当初計画していた湯河原の方であって、真鶴は通っただけです。
園に行くのには、かなりの坂道と連続する急カーブを通らなければなりません。
しかも、前日の雨でたっぷり水分を含んだ落ち葉が至る所にあり、
参加メンバー全員が極度の緊張を数分間味わうハメとなりました。
下見に来てこれを見たら果たしてここに決めたかどうか?
でもよくよく考えてみると、みかん園は大抵が斜面にあるものなので、
どこも皆同じと云えば皆同じです。
でも、こんなビックリも後々には、あの時は怖かったなぁ、と笑い話になってますよ、キット。
さて、お昼は下見の時に立ち寄った所をやめて、ネットで見つけた店に変更です。
真鶴半島の西側、福浦漁港の真ん前にある「みなと食堂」。
こんな小さな店なのに昼時は並ばなくてはなりません。知る人ぞ知る名店なんでしょう。
ということで、しばらく並んで待って店に入り、各自食べたい料理を注文していきます。
これは刺身定食。
そしてこちらが、みなと定食。
店のお姉さんが、“今日のはちょっと小さいのよねぇ”と言う金目の煮付と、
サバの塩焼きとアジフライに刺身がちょこっと付いたもの。そこそこ豪華じゃありませんか。
お腹も満たしたところで帰路につきます。
早めに解散したので、家には午後3時半頃着きました。
この日の走行距離は約290km。
緊張してちょっと疲れましたが、往復とも渋滞に巻き込まれることなく、
気持ちのいい海岸線を走ることができました。
もしかして今年最後の小春日和になるのではないか?と云われていたようですが、
小春日和どころではないほどの暑い日中でした。
何しろ、みかん園では汗が流れたんですから・・・。
この時期に日陰が気持ち良いなんて、考えられませんでしたよ。
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