2014年1月5日日曜日

原始的なトラブルでハイテクが使えなくなった、というよくあるお話

大体において、世の中が便利になって来てそれに頼ろうとするからいけないのですね。

ひと昔前は、冬のツーリングは寒いから少しでも暖かい所へ行こうということで、
この時期は南房総がお決まりでした。もちろん今でもそうですが・・・。

ただね、南に向かって行くということは、帰りは北に向かって来る訳ですから、
それは、北風が吹いてくる方に向かって走って来るということなんですよ。
(北風小僧の寒太郎)
これが辛い辛い!
風は強いし冷たいし、それにバイクに乗っていてもなかなか前に進んで行かないんですからね・・・。

それだけではありません。
体の動きが悪くなることはわかっていても、寒さ対策で何枚も着込むんですね。
でも、ちっとも暖かくならないんですよ、これが。

そこで、“これは軽くて暖かくてなかなかいいよ”と云われることはいろいろ試してみたんです。
例えば、発熱素材を使ったアンダーウェア。
確かに薄くて暖かそうですが、乗車中、体の動きの全くないバイクには不向きだということがわかりましたね。
フリースもそうでした。
暖かいけれどモコモコするから、下に1枚着るとジャケットを着た時にパンパンになってしまう。

ということで、最近出て来たのが、こういう
中にフィルム状の電熱線を巡らせてバッテリーから直接電源を取って温めるインナーであります。
ジャケットももちろんあるので、下は長袖のTシャツ1枚でも大丈夫という(それはちょっと極端ですが)、冬のスグレ物で、
最近では秋口に完売してしまうほどの人気商品でもあります。

上の写真の左腰の部分にペロンと出ている舌のようなものがスイッチで、
四角いボタンを押すことで3段階の温度調節ができるようになっています。
なかなかのハイテクです。

このインナーパンツを昨シーズンの終わり頃(ということは、昨年の春頃)手に入れて使ってみたところ、
いやぁ、暖かい!スイッチを入れると瞬時に温まって、冬のツーリングには手放せないアイテムとなりました。
昨年最後のステーキを食べに行くツーリングでも、朝夕の寒い時に本当に役に立ったことは言うまでもありません。

当然、この元旦ツーリングでも使おうとした訳ですが、何かおかしい・・・。電源が入りません。
コードがちゃんと入ってなかったかな?と何度か繋ぎ直してみたものの全く変わらず。

もしかしてどこか内部の配線が外れたか?と中を覗いてみると・・・、正解でした。
断線です。しかもバッテリーからのコードに繋がっている一番最初の電源ケーブルです。
これでは電源が入る訳がありません。即交換となりました。

ハイテクな道具は意外と原始的なトラブルで使えなくなってしまうものです。
それでは、“ローテク”のままでいいのか?というとそれも考えもので、
悲しいかな人間というもの、一度でも便利や快適を味わってしまうとなかなか元には戻れないんです。



3 件のコメント:

  1. 妻の愛用する「ベスウォーマー」も定期的に「断線」して使い物にならなくなります。
    電気毛布代わりに「着たまま寝る」方が悪いのですが、、、。

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    1. 今度は電気毛布をグルグル巻いてバイクに乗ったら暖かいかも・・・、です。

      でも“定期的に断線”とは?その都度直してるんですか~?

      削除
    2. 2年くらいで買い替えてます。分解して治してあげたこともありますが、断線箇所を探すのがメンドクサイのと、素人工作なので万が一のショートが怖かったりします。(; ^ω^)

      削除

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