2011年12月4日日曜日

鷲子山上神社(とりのこさんしょうじんじゃ)

冬は寒い。そして、冬のツーリングはもっと寒い。
あれ?いつかどこかで聞いたような・・・?

気温が上がるという予報だったので、久し振りにバイクを引っ張り出しました。
この2週間、休日に仕事が入ったり天気が悪かったり、はたまた町内会の行事などで
出掛けることができず、悶々とした日々を送っておりましたのさ。
気温はそこそこ上がったものの、何と風の強いこと強いこと!

さて、前置きが長くなりましたが、もしかすると今年最後のツーリングとなるかもしれない、
本日向かった先は「フクロウ神社」とも呼ばれ、また北関東のパワースポットとも云われる鷲子山上神社
「とりのこさんしょうじんじゃ」と読みます。
境内が茨城県と栃木県の両方にまたがっているという全国でも大変珍しい神社です。

この神社にはふくろうが祀ってあります。
願を掛けるとそのふくろうが悪運を持って行ってくれ、幸運を運んで来てくれるというものですが、
「ふくろう」という言葉の“音(いん)”から、「福老」とか「福来朗(ふくろう)」とか「不苦労」神社と云われているんですね。

ところで、「ふくろう」を漢字にすると、「梟」と書きます。
鳥が木に止まっている様子をそのまま漢字にしたような字ですが、
木に止まるのは何もフクロウに限ったことではないのに、この字は一体・・・・・。

話を元に戻しますね。
このボクも今年1年“やらかしてしまった”事やら“嫌な思いをした”事やらがそりゃぁ山ほどあります。
その苦労をここのふくろうさんに持ってってもらうことにしましょう。
この立派な山門をくぐると、社務所から本殿まで片道96(苦労)段の階段です。

これを往復することによって、2(ふ→不)×96段で、不苦労→ふくろう、となる訳です。
かなり無理なこじ付けといえばそう思えなくもありませんが、
ご利益がありそうと思えば、そんなこじ付けなんてどうでもいいことですゎ。
“オレの苦労は96個じゃ足りないよな”などと思いながら、一段一段を踏み締めて登って行きます。
階段の途中から、何と富士山が見えました。
遮る物が何もなく、関東平野の向こうに既に雪を頂く富士山が見えると思わず手を合わせてしまいます。
日本人なんだな。

ご利益をタップリ頂いて(そのつもりになって)帰って来ました。

このシーズンは日のあるうちに戻って来るのがポイントですね。
夏のような早起きもできないし、日が暮れると急に寒くなる。
だからそんなに遠くには行けないのですが、それはそれで割り切ればいいんです。

久し振りのツーリングはエンジンの調子も良く、アクセルを開けるとすぐに加速して
いくらでも走って行けるような気にさせてくれました。
寒い時は特にイイ感じですね。

そういう訳で本日の走行距離は約320km、長くもなく短くもなくちょうどいい距離でした。

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