善光寺での参拝の後に向かったのは、長野市内から車で約30分の小布施(おぶせ)という所。
栗の産地でもあります。
最近では都会から若い人達が移り住むようになって、町にも活気が出て来たようです。
農業ばかりでなく、文化や観光の面にも注目されるようになり訪れる人も多くなりました。
今日は、造り酒屋の裏手を改築して作られた「蔵部(くらぶ)」という店でお昼にします。
これは通りに面した正面。
食事処の入口がこちら。
人通りの少ない静かで落ち着いた街並みです。
人はそれなりに多かったのですが、いわゆる“変な輩”が来ないので雰囲気が保たれています。
昼食まで30分程時間があったので、ここでもちょっと珍しいものを食べてみることにします。
抹茶と「方寸(ほうすん)」という落雁味のミックスです。
栗の里らしい味ですね。
さて、時間となりいよいよ店の中に。
カウンターから厨房すべてを見通せます。
この竃、実は炭火です。ここで魚や肉を焼いていきます。
奥の竃に火が入りました。
そしてこちらの大きなお釜には栗おこわが入っています。
今日の食事は、「信州産豚ロースの酒粕漬焼き」定食。御飯は栗おこわに変更です。
酒粕の香りがしてちょうど良い歯ごたえの肉がとても美味しく、
また栗おこわの栗もポクポク、御飯はモチモチでピカピカに光っていて目も楽しませてくれました。
最初は御飯がちょっと足りないんじゃないかなぁ?と感じましたが、これはこれで充分。
そうです、ここで街の定食屋みたいに“ごはん大盛っ!”などというハシタナイことをしてはいけません。
時間を掛けて味わいながら食べていると充分にお腹が一杯になる量でした。
さてこの後、真っ直ぐ帰るのもアレなので、まだ行っていなかった温泉に寄って一風呂浴びて帰ることにします。
朝早かったのとお腹が膨れて眠くなったので、途中で休憩を挟んで2時間ちょっと。
群馬県の沢渡(さわたり)温泉の共同浴場に来ました。
汗を流してサッパリ、サラサラです。
「一浴玉の肌」、なるほどその通り。いい温泉です。
渋滞を避けて途中から下道を走って帰宅したのがほぼ9時。
午前3時から18時間にも及ぶ日帰り小(?)旅行、収穫はかなりのものでした。
今度は戸隠を絡めて行きたいですね。