温泉に行く前にどうしても寄りたかった所。
それがここです。
奥羽本線の「峠駅」です。
ここは「板谷峠」という、その勾配のきつさではかつての信越本線の碓氷峠と並び称される程の
鉄道の難所「だった」所です。
「だった」、と過去形なのは、線路を変更(移動)して現在では普通に通れるようになったからなのです。
昔、列車はこの峠を“スイッチバック”して登っていました。
その名残がこの「スノーシェルター」であり、一部残ったレールでもあるんですね。
そして何と、今では山形新幹線がこの駅を通ります。もちろん「通過」してしまいますが・・・。
さて、我々、新幹線には「専用の路線と専用の駅」というイメージを持っていますが、
この山形新幹線は奥羽本線という在来線を使って走っています。
実は、それが長い間ずっと疑問であり不思議でした(単に知らなかっただけなんですけどね)。
“レールの幅が違うのに、どうして在来線を走れるんだろう?”
“在来線のレールの外側にもう1本新幹線用のレールがあって、片側3本になっているのではないか?”
“山形新幹線は福島までは普通に幅広の新幹線のレールの上を走って、
福島からは台車(車輪の付いている部分)の車輪の幅を変えて走るのではないか?”
実は、在来線の方の台車を新幹線のレール幅に改造したのだそうです。
既存のものを改造するだけなので、新たに造るよりも安上がりです。
なので、この上の写真のように、普通列車も新幹線も走れるんですね。
なぁるほど、そうだったんだ!
さて、この峠の駅前(という程のものではありませんが)には、1軒の茶屋があります。
ここで名物の「峠の力餅」をお土産に買って帰ります。
一口大のいわゆる大福餅ですが、あまり甘くなくて美味しかったですよ。お勧めです。
店の前には山から引いて来た清水が流れています。
冷たくて美味しい。
ところで、ここに来るまでにはそこそこの山道を通らなければなりません。
まぁ、この辺りまではどこにでもあるようなごく普通の山道でしたが、
店の近くには、ガードレールもないこんな細い道があります。
車同士のすれ違いはできません。
無理をすればバイクでも走れなくもない道ですが、
谷底に(この辺の谷はまだ浅いですが)転落したくなかったら、どうやらやめた方が無難かもしれません。
やっぱり確認しておくことは大事ですね。



