渋谷がどんどん変わっています。
上の写真は今年4月下旬にオープンした渋谷“Hikarie”。
そして、知る人ぞ知る、銀座線の渋谷駅は今工事中のこの辺りに移動して来ます。
ちょうど明治通りの上ですね。
ここにホームができるらしいですよ。
東急東横店から“Hikarie”へ繋がるこの通路はもしかすると「仮」のもので、
周辺の建物が完成して整備された頃に合わせてきちんとしたものに架け替えられるのかもしれません。
歩くと「ポコポコ」と安っぽい音がするのできっとそうに違いありません。
そして忘れちゃならないのがここ、東急東横線の渋谷駅です。
こういった、いかにも「終点」という駅って好きですねぇ。
でも、この駅も今地下で工事中の「新渋谷駅」が来春に完成すると廃止されてしまいます。
その85年という歴史に幕が下りるのももう時間の問題です。
そしてその「時間の問題」を現実に目のあたりにできるのがこちら。
もう既に案内表示には東京メトロと並んで「東急電鉄」の記載がありますが、まだここからは乗ることはできません。
この東横線渋谷駅が廃止された後には、埼京線のホームがここまで移動して来ます。
その頃には、先ほどの地下鉄銀座線の渋谷駅も東急百貨店の中ではなく、Hikarie寄りに移動し、
そして東急東横店も解体されて新しいビルになるんだそうです。
文字通り“谷底”の街、渋谷は谷底であるがゆえの発展を遂げて来ました。
継ぎ足しに次ぐ継ぎ足しをしながら上に上にと拡がって行きました。
JRでも東急でも、初めて渋谷駅に降り立つとこれから自分の行く方向がわからなくなることがあります。
複雑怪奇な駅の構造がその原因なのですが、それがあと数年もしないうちに大きく変わることでしょう。
今、ボクの職場は渋谷駅から歩いて行った所にあります。
通勤で毎日歩いているとつくづく感じます。
渋谷って街は、バカが多くてがさつで汚くて人が多くて、って。
なので、ボクは正直なところ、この街をあまり好きになれませんでした。
でも、こうして変わりゆく渋谷を改めて眺めてみると、スッキリして便利になるのはいいけれど、
その一方で、いわゆる街としての“味”までがどこかに消されてしまう、そんな寂しさを感じてなりません。
渋谷なんか嫌いだぁ、と思っていた自分なのに、気付いてみるといつの間にかとっても好きになっていたようです。
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