この辺りを谷根千(やねせん)というらしいです。
古き良き東京、いや、江戸の姿をも残していて、何だか懐かしくなってしまう街なんだそうですよ。
今回、初詣をどこにしようか考えた結果、
明治神宮や浅草寺などいわゆるメジャーな所は朝の通勤ラッシュの電車並かそれ以上の混雑なので、
都内でも比較的空いていそうな根津神社を目的地にしました。
日暮里駅からスタートすることにします。
かつての日暮里駅は汚くて狭くてあまりいいイメージではありませんでしたが、すっかり小綺麗に改築されました。
この最近のブームである「谷根千」とか、京成の新型スカイライナーへの乗換駅としての機能が高まって来たのでしょうね。
良い方向への変身です。
そして、駅の外に出るとそこは谷中です。やたらと猫が多いのはなぜでしょうか。
そしてこんな店も・・・。飴屋さんです。この手前には竹細工の店も。何かこう京都にいるような感覚にもなって来ます。
ここ谷中は、駄菓子屋があったり昔ながらの喫茶店があったり、気分をほっこり暖かくしてくれる街ですね。
正月もまだ三日目なので休みの店が多く、全部の店を見ることができずちょっと残念でした。
ぶらぶらと歩いて行くとやがて根津神社に到着します。
予想通りあまり混雑はありませんでした。
初めて来ましたが、なかなかのものです。
参拝する人達を総称して、よく「善男善女」などと言いますが、あれ本当なんでしょうかねぇ。
中には悪い男だって悪い女だっている訳で、参拝するときだけ「いい人」の振りをするんじゃねぇよ、って思うことがよくあります。
事実この時も境内に入る前に仲間を待つ黒装束のとても怖い人たちがたくさんおりました。
堅気の人間には何もしないのでしょうが、やはり異様な光景であることだけは間違いなく、おっかないお兄さん達の後にお参りしました。
やはり彼らもここでは「善男」になっているのでしょうか?彼らの中に善男(よしお)さんなんて男がいたらちょっと笑ってしまいますけどネ。
ここまで歩いてくるとやはりお腹も減って来ます。
参拝が終わったところでお昼ちょっと前になったので、境内から出て少し歩いたところにあるうどん屋で食事をすることにしました。
“根の津”という店です。
普段はあまりうどんを好んで食べる方ではありませんが、ちょうどこんな店があったのでたまには食べてみようかと。
“揚げもちぶっかけうどん”を注文します。
一口サイズの揚げ餅が三つ、大根おろしとすりおろした生姜がちょっと濃いめの味付けのつゆとうどんにうまく絡まっていい味を出しています。
さて、お腹も膨れてこれからどうしようか?
ここまで来たので、上野へ足を延ばすことにしました。
途中、こんな建物もあります。木造3階建のこの家はお店となっており、しかも重要文化財として保存もされているようです。
またブラブラと歩いて行きます。不忍池まで来ました。寒い。
ここから上野公園を通り、アメ横をぐるっと歩き、足はいつの間にか浅草に・・・。
あぁっ、そういえば、谷根千の「千」を飛ばしてしまいましたぁ。忘れたっ。メジャーな所の初詣は混雑するからやめたはずだったのが、何だかんだと、とうとう浅草まで来てしまいました。
さっき根津神社で初詣をしたばかりだし、ものすごい混雑なのでもちろん浅草寺には行きません。
そのままスルーして何故か吾妻橋を渡り、向かいのアサヒビールで一杯やってしまいました。
なぁにが「谷根千」かね、ってね。
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